2020年度 事業報告書
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2020年度は日本青年会議所に総括幹事として出向させていただきました。日本JCには過去に委員として2回出向経験がありましたが、役付きは初めての経験でした。他LOMのメンバーもたくさんいる中、委員長の補佐として積極的に行動を起こさなければなりません。距離の問題も多く、委員会メンバー全員にどうすれば学びを持ち帰ってもらえるのか苦慮しました。また、年明け早々にコロナ問題が勃発し、予定していた事業もweb方式に方向転換するなど四苦八苦することも多かったです。しかし、そんな思い出のひとつひとつが自分自身のこれからの糧になることを今までのJC活動で学ばせていただきましたので、次年度以降もどんな状況化であろうと精いっぱい運動を展開していこうと思います。すべての人々が活躍できる社会の確立を目指して、「障碍者が活躍できる社会の構築」「男女平等社会の確立」「高齢人材が活躍できる社会の構築」の3つの事業を展開しました。事業の性質上、企業や障碍者、就労移行支援施設、高齢者の方々にご協力いただく機会が多く、コロナ禍で展開しづらい点はありましたが、委員会メンバーの協力を得て、なんとか事業を推進することができました。障碍者の職場体験を通じて雇用に結びつけたり、5日から始める男性の育児休業取得プログラムを通じて女性の育児負担への理解を促進したり、高齢人材が活躍できる企業の基準を設けて高齢人材活用に取り組む企業を増やすことができました。また、緊急事態宣言発令時には、「新型コロナウイルスによる影響に対する企業向け、個人向け支援策」を提言書としてまとめ、経済再生担当大臣兼新型コロナウイルス感染症対策担当である西村康稔氏に直接提出させていただき、実りある一年間となりました。日本青年会議所の委員長という機会をいただき、これまでのJC活動の中でも一番と言っても過言ではないほど学びの多い一年であったと感じています。新型コロナウイルスの影響で、思うように事業を展開できず苦労していたところを神戸JCから出向してくれたたくさんのメンバーに支えていただきました。この支えがあったからこそ、一年間無事に務めあげることができたと感謝しております。「挑戦すれば、得るものは大きい」と実感できた一年でした。ぜひ多くのメンバーに出向を経験してほしいと思います。一年間ありがとうございました。公益社団法人日本青年会議所 国家グループ総活躍社会確立委員会 委員長野々村 充教 Mitsunori Nonomura公益社団法人日本青年会議所 国家グループ総活躍社会確立委員会 総括幹事宮﨑 大輔 Daisuke Miyazaki出向者報告 24 Annual Report 2020

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