【若い力90号】神戸で輝く 働く女性 特集vol.03 谷田 奈央 さん

【若い力90号】神戸で輝く 働く女性 特集vol.03 谷田 奈央 さん

女性が社会進出して久しいですが
まだまだ働きづらい社会だといわれています。
そこで自立して社会で活躍している女性に
「働くこと」「起業すること」「家庭との両立」などについて
どのように考え、経験されてきたのかうかがいました。

 

Q:なぜこの仕事をえらんだのですか?

最初は音楽教諭を目指していたのですが、舞台で歌っていたい気持ちが強くなり転向しました。自分の好きなことで人を笑顔にできるお気に入りの仕事です。

Q:ご家族は谷田さんのお仕事についてどのように考えていますか。

オペラの稽古は休日や夜間に行われることも多いのですが、主人や母は私の仕事に理解があって子育てにも協力的です。感謝しています。

 

Q:この仕事の魅力はなんですか?

自分の好きな音楽の力で、聴いてくださる方に勇気や癒しを与えることができること。また、息子に自分の仕事を誇れることです。昔から子どものためのコンサートに力を入れているのですが、息子が生まれてからは更にアイディアが溢れてきます。保育園や幼稚園での活動はもっと展開していきたいですね。

 

Q:女性ならではの得をしたことがありますか?

家庭を持ち出産を経たことは大きな財産ですね。これまで以上に、歌詞の意味を深く理解しながら歌えるようになった気がします。

 

Q:子供との時間はとれていますか?

十分にとれていると思います。私の場合はカレンダー通りの仕事ではなく、繁忙期以外はだいたい週3日程、時間も様々です。一緒にいる時は毎日一緒に童謡を唄っています。

 

Q:自分が神戸に貢献していきたいことはありますか?

音楽をツールに様々な場所に笑顔を届けたいです。子どもたちへは生の音楽を聴いてもらい、感じる力、表現する力を届け、大人の方へは癒しや非日常の楽しい時間を届けたいですね。また、阪神大震災の経験者としても何か伝えていけることがあるのではないかと思います。

 

■Profile

谷田 奈央 さん
メゾソプラノ歌手。神戸女学院大学大学院音楽研究科修了。数々のオペラ公演や『第九』『メサイア』等のソリストとして多くのオーケストラと共演。音楽グループ『アンサンブルちょうちょ』を立ち上げ、これまでに保育園や病院等で200回以上の公演を展開。司会にも定評があり、オーケストラの文化庁学校公演にも同行している。関西二期会準会員、神戸音楽家協会会員。神戸女学院大学音楽学部アウトリーチ要員。現在1歳の息子を持つ歌い手ママである。
http://e-butterfly.jp/

 

 

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