【若い力90号】神戸で輝く 働く女性 特集vol.04 渡邊 江美 さん

【若い力90号】神戸で輝く 働く女性 特集vol.04 渡邊 江美 さん

女性が社会進出して久しいですが
まだまだ働きづらい社会だといわれています。
そこで自立して社会で活躍している女性に
「働くこと」「起業すること」「家庭との両立」などについて
どのように考え、経験されてきたのかうかがいました。

 

Q:なぜ今の会社で働こうとしたのですか?

マキシンの創業者は祖父なんです。しかし、幼いころから帽子屋を継ごうと思っていたわけではありませんでした。私が高校2年のときに社長だった父が51歳で突然亡くなり、それまで主婦で経営に関わっていなかった母が社長になってすごく苦労していたのです。その姿を見て、やはりいずれ手伝わないといけないと思えてきました。

 

Q:家族との両立はどのようにしているのですか?

家に帰ったら主婦です。子供は一人。保育園だから毎朝8時半過ぎに預けて18時に迎えに行っています。

 

Q:女性ならではの苦労を教えてください。

結婚すると動きに制限がありますね。女性は前もって家族の都合を確認してからじゃないと予定を入れにくいところがあります。主人の協力が必要ですね。

 

Q:働くことの魅力は何ですか?

働いているからこそ視野が広がるなと感じています。多くの人と出会えていろんなことを見たり、聞いたり刺激を受けて自分も成長できるというのはとても素晴らしいことだと思います。

 

Q:働こうと思っている人に対してアドバイスをお願いします。

自分の時間は削られますけど、他の人の意見を聞くことによって自分の考えが絶対じゃないって分かります。きっと新たな発見が見つかりますよ。

 

Q:神戸市に求めることはありますか?

神戸は狭い町なのに行事があっても町同士や市民の方の連携が取れていないと感じています。例えば今年は神戸開港150年ですが、まだ市民の方に浸透してないように思いますのでもっと市民を巻き込んで盛り上げていってほしいです。

 

Q:神戸JCに期待することはありますか?

行政と市民のパイプ役を担って欲しいですね。神戸が元気になる方法をもっとアピールしてほしいです。

 

■Profile

渡邊 江美 さん
株式会社マキシン取締役。株式会社マキシンは、神戸トアロードに本店を構える帽子専門店。一般向けのファッション帽子だけでなく、交通機関や官公庁など幅広いジャンルの製帽を手掛けている。さらに、オリンピック日本選手団の制帽製作も幾度となく担当し、日本を代表する帽子メーカーとして全国的にその名を知られている。
http://maxim-hat.jp/

 

 

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