WAKAICHIKARA 2019 vol.94
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理事長 アジアでいうとシンガポールも盛んですよね。廣瀬 シンガポールもセブンズが活躍していますね。理事長 先日、青年会議所での繋がりでシンガポール・シティJCとの交流の際にも今度の大会の話もされていました。今大会の出場はアジアというと日本だけですかね。廣瀬 今回は日本だけですね。理事長 やはりここに発展の意義はすごくありますね。廣瀬:今後、ラグビーをもっとグローバルなスポーツにしていく為にも、やはり貧困の多いアジアやアフリカに貢献するべきかと思います。理事長 サッカーと一緒で、ボール一つで出来るスポーツですからね。廣瀬 そうですね。理事長 JCでは、青少年育成事業やまちづくり事業を推進する団体ですが、廣瀬さんから見て、我々が今後すべきと思われることは何かありますでしょうか。廣瀬 6月の青少年事業では、たくさんの子供たちにスポーツの価値を提供できるような素晴らしい活動だったと思います。あの活動を通して新しい友達ができた子供たちがいたと思いますので、本当に良かったと思います。ただ、恐らくJCさんの活動は一年単位でグルグル変わっていかれると思いますので、その中でどのように継続性をもって事業をされるのかというのが課題ではないかと感じておりますし、そういったことを今後どのように構築していくのかというところが、私としては非常に興味深いと思っております。理事長 そうですね。継続性という点でいえば、来年はオリンピックイヤーということもあり、スポーツに絡んだ事業を行う予定理事長 なるほど。(笑)廣瀬さんは37歳という事ですが、同世代の方達に伝えたいことはありますか?廣瀬 人生100年生きていく時代を考えると、まだ半分も生きていませんので、これからもどんどんチャレンジして新たな価値を創造するようなことをできれば良いなと思っています。理事長 5才の頃にラグビーを始められてからの30数年間、ラグビー選手を経て、現在様々な活動をされている廣瀬さんですが、今後の30年間の展望を教えて頂けますでしょうか。廣瀬 30年間で括ることはできませんが、今までキャプテンをやってきましたので、キャプテンをサポートするような事業ができたらと思っています。それと、子供たちに対してのアカデミーみたいなものを将来的にできたらいいなと考えています。それ以外にも、日本の文化というか日本らしさを伝えられるものができないかと思っています。理事長 ラグビーというスポーツで、国を超えた繋がりという点で思われる事はありますか?廣瀬 スポーツという観点からいうとアジアというのが大事な要素だと思いますね。今回のワールドカップも、そういった事を狙って日本で開催されています。今後ワールドカップが終わってからもアジアに対してラグビーを普及できるような仕掛けを、様々な企業と一緒にやっていけたら面白いかなと思います。理事長 香港とかも盛んですよね。廣瀬 香港は元々イギリス領であったこともありますので。あとは、親日国であるタイでも少しずつでも広められるといいかと思いますね。できなかった女性に対して認知できたのは大きかったなと思いますね。「ノーサイド・ゲーム」の中で、ジャッカル等のルール説明をしてくださっていたので、ラグビーの構造についても理解が深まりましたし、その流れでワールドカップを迎えることができたのは本当に大きな意義があったと思います。理事長 今回のワールドカップの開幕戦を観ても、選手それぞれの役割が分かりましたからね。本当にワールドカップに向けての流れが良くできていたなと、あらためて感じました。理事長 ドラマ出演されてからは声を掛けられることも増えたのではないですか?廣瀬 元々、声を掛けられることもあったのですが、〝廣瀬〞というよりも〝浜畑〞と呼ばれることが増えましたね。(笑)理事長対談~変革の刻~ 国境を越えたノーサイド生年月日/1981.10.17 出身地/大阪府慶応義塾大学卒業元日本代表ラグビー選手■2004-2016年 東芝ブレイブルーパス所属■2007-2015年 日本代表■2019年 ラグビーワールドカップ日本大会アンバサダー廣瀬 俊朗TOSHIAKI HIROSEにしております。そういった形で今後も継続していければと思いますね。廣瀬 2021年には関西ワールドマスターズゲームズというイベントがありますので、その様なことと絡めながら、スポーツや芸術に触れた良い事業をつくって頂けたらと思います。理事長 本日は、ラグビーワールドカップ開催期間中のお忙しいところ、ありがとうございました。廣瀬 是非、皆さんもワールドカップを盛り上げていってください。ありがとうございました。107Kobe JC Wakai Chikara Vol.94 2019

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