
地域経済活性特別委員会の発起により、第2回 神戸有馬産官学民観光連携協議会を開催しました。
本協議会は、神戸と有馬の観光資源を連携させ、観光を起点とした地域経済の活性化を目的としています。
第2回は“行政”に焦点を当て、神戸市経済観光局企画課・神戸観光局より、最新の観光データをご共有のもと、神戸市が推進する観光施策についてお話いただきました。
そして、行政から事業者、事業者から行政への率直な質問や忌憚ない意見交換も行われ、地域の現場と行政との“ギャップ”を埋める意見交換の場となりました。
主に以下の課題や現場からの声を軸に議論を深めました。
・宿泊統計と現場実態の乖離
・環境庁・観光庁のデータと実感の差
・インバウンド偏重への不安/国内旅⾏者への訴求が弱い
・⾷(例:神⼾⽜)の他都市流出による存在感低下
・SNSチャネルやプロモーション⼿法の最適化が不⼗分
・爆買いがなくなり、消費欲求が体験へとシフト
・オーバーツーリズム懸念と逆転現象
・神⼾は“通過点”となり姫路への流出
対話を通じて、行政と民間の相互理解が深まり、今後の連携強化に向けた一歩となる有意義な時間となりました。
本協議会は年4回の開催を予定し、毎回異なる視点(産官学民)多角的な意見交換を実施しております。
協議会を持続的なものとし、神戸の集客強化を通じた経済活性化の実現及び観光関連事業者とのパートナーシップの構築を目指します。
次回第3回は、流通科学大学で観光を研究している山川教授もご参加のもと、学術的視点から観光にアプローチしていく予定です。