【若い力90号】『防災事業・青少年事業』への取り組み

神戸青年会議所における
『防災事業・青少年事業』への取り組み

 

■2015年度防災事業 BOSAIデイキャンプ

神戸青年会議所は、防災に関する事業に積極的に取り組んでいます。2015年には「阪神・淡路大震災発生20年における事業」として防災に関するデイキャンプをおこないました。
神戸のまちは、ハード面で耐震化は進みましたが、大災害の発生時には必ず起こる「想定外」への準備は不完全です。そこで被災時にも平常心を保つことのできる態度・技術を学んで持ち帰って頂くことを目的とし、子供たちを対象に防災デイキャンプを提供させていただきました。

参加者は当日知り合った人同士、知らない人同士でペアになって、火おこし・バケツリレー・ロープワーク講習・紙食器づくり・語り部クイズや水害紙芝居・なまずの学校など、防災ゲームという形で様々な防災研修プログラムにチャレンジしました。

各防災ゲームの冒頭には当時の話を織り交ぜて、災害時の教訓である「想定外」について考えていただき、まずは自らの身を守り、助け合うことが必要だという「自助」と「共助」の考え方を学んでいただきました。

また防災ゲームを通じて、人との絆を築くためのコミュニケーション方法などを、参加した子どもたちにも理解してもらいました。

 

BOSAIデイキャンプはNPO法人プラス・アーツ、(一社)神戸港振興協会のご協力のもと、レッドベアサバイバルキャンプのプログラムを実施する事業となりました(レッドベアサバイバルキャンプとは、親子で一緒に学べる避難所体験プログラムです。災害時の知識はもちろん、どんな状況でもたくましく生き抜く知恵や力を、楽しみながら身に付けることができる1泊2日のプログラムです)。

 

■2017年度青少年事業
講師例会  絆 ~共助で育む心~

神戸青年会議所は、青少年事業にも積極的に取り組んでいます。本年度である2017年は、青少年に対して共助の精神を育み家族の絆を強くすること、また防災・減災の観点から人同士の助け合いの重要性について学ぶ企画を行います。
また、「気象予報士・防災士の視点から見た災害対策」をテーマに講師をお招きします。神戸とその周辺で発生するおそれのある災害や想定される被害の特徴、それに対する対策についてもお話ししていただき、神戸ならではの災害対策をとることができないかを学びます。

[講師プロフィール]
気象予報士・防災士
正 木  明
1961年5月5日生
1986年早稲田大学理工学部機械工学部卒

 

朝日放送「おはようコールABC」「おはよう朝日です」でおなじみの気象予報士。国家資格である気象予報士ができる以前より、各局の天気予報で解説を担当。

以来、天気キャスター歴19年。その間、第1回の気象予報士試験に合格。気象予報士の知識と経験を生かし、環境問題や福祉、健康など身近な生活環境問題にも目を向けており、最近では、父親の立場から働く時間が人とは違う正木家ならではの思いやりや助け合いを紹介した『パパはお天気キャスター~子育て、家事、互いを尊重し支え合う正木家のルール』をテーマにした講演会も人気です。

 

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