神戸市は1973年にファッション都市宣言をしました。
以来40年以上ファッション産業に力をいれ
全国的に「ファッションの街」「オシャレな街」の
イメージを根付かせました。
現在もファッション文化を発信するために
様々な施設やイベントなどが執り行なわれています。
神戸ファッション美術館
ファッション文化を発信するために神戸ファッション美術館では様々なイベントが執り行なわれており、神戸開港150年記念に合わせ「ファッション都市 神戸」が2017年3月26日までは開催されていました。その展示内容の主となるものが子供服と制服から始まる神戸ファッションの歴史としています。
神戸では当時から海外の文化が根付いており、海外から入ってくる洋服の文化も自然に受け入れられてきました。やがてそれらは神戸に根付き、神戸ファッションブランドを生むことになりました。当時から神戸では海外の最新ファッションがいち早く取り入れられ、市民に広がる流れができていたのです。
流れの代表として、子供服や制服があります。まず、「べっぴんさん」でご存知のファミリアが子供服ブランドとして多くの神戸市民に神戸ファッションを伝え、それは今も続いています。また当時、神戸の酒造会社などが従業員の子どものために私立学校を作り今では当たり前の制服を定着させ、神戸には今なお当時から変わらないデザインの制服が使用されている学校が多くあります。
神戸ファッション美術館の浜田氏は、神戸ファッションとは「いい意味でのお坊ちゃん、お嬢様ファッション」と表現されていました。子供のころから神戸の企業が作った服を着て、神戸で生まれた学生服で成長していくうちに、神戸を象徴するファッションセンスがすべてとなり、大人になってからもそのセンスでファッションを楽しむことが「神戸ファッション」となっているのです。
神戸ブランド
神戸では開港以来スーツなどの洋服も海外から新しい形や生地などを取り入れ現在に至るまで常にハイセンスなスタイルを神戸のブランドが全国に発信しています